「UTAU FESTIVAL!!」ありがとうございました

  • 2016.04.10 Sunday
  • 13:15
 去る2015年12月19日、こちらの記事でお伝えしておりましたライブイベント「UTAU FESTIVAL!!」が開催され、大盛況のもと無事閉幕いたしました。
 同時進行で別件が立て込んでおり、終演後すぐに筆を取れずにいましたが、この頃ようやっと気持ちの整理がつきはじめ余裕が出てきたので、年度が変わった今というたいへん遅れをとるかたちではありますが、このライブのことをブログにしたためたいと思います。

 改めて、遅くなりましたが、当日お越しいただいた皆様へ御礼申し上げます。ありがとうございました&お疲れさまでした。
 今回私はサブステージで「ぱんだあめ」のボーカル、メインステージで「楽団ハルモニア」のコーラスとして出演しておりました。セットリスト解説を含め、両バンドでのことを書いておきます。

◆ぱんだあめ
 ギターとキーボードを担当したバンドリーダーのDEZさん、もう一本のギター担当のいーちゃんP、エレキバイオリン担当の霧島柚衣(きりしまゆうい)さん、そしてボーカルの私の4人から成るふしぎ編成のバンドです。パーカッションがいなかったので、リストベルをシャンシャンしながら歌いました。(ちなみに使ったのはこれ
 ボーカルのスカウトが難航していたらしいところDEZさんから声をかけていただき、私はその時点で既にハルモニアでの出演が決まっていたため迷ったのですが、折しもお誘いを受けたその日は「アイドルマスター シンデレラガールズ」アニメ第21話の放送日でした。アーニャちゃんがプロジェクトクローネへの参加を決断したという前回の展開があった上で、この日はソロ活動をした未央ちゃんと新田さんの真意に触れられ、未央ちゃんに背中を押された渋谷さんもまたトライアドプリムス加入を決意するお話です。
 その流れの中で神崎蘭子ちゃんが語った「挑戦することは楽しい」「新しいこと、いつもと違うことは冒険である」という言葉が、とても強く印象に残りました。
 この蘭子ちゃんの言葉に力をもらい、次の日に「お手伝いさせてください」とお返事をした次第です。
 衣装はバンド名にちなみモノクロで統一しました。フリル服のお店「リフル」さんでブラウス(※2016/4/9現在完売しています)、コルセットスカートを揃え、ミニハット、手袋などの合うような小物を調達しました。憧れのラウンドトゥ靴もこの機会に買っちゃったりなんかして。少しは見栄えがしたでしょうか?
 MCにおけるふるまいのなんやかんやは「UTAU界の安倍菜々」を目指した結果です。気分はアイドル!あの日出演した女性陣の中では年長の方だったと思うんですが、これに関しては一番キャピキャピしていた自信があります。キャハッ☆
 歌だけでなくパフォーマンスでも好評を頂けたのがすっごく嬉しいし、励みになりました。普段は緊張しいで引っ込み思案なのですが、ステージの上では割とアグレッシブに客席とコミュニケーション取れるようになっちゃうのかもしれません。
▽セットリスト▽
1.理想絵図
作詞・作曲:ナノリータP 唄:健音テイ コーラス:kuusっぽいど

 2013年夏に出演したUTAUnionのステージで、同じくナノリータPの「手首を骨ごとジョッキリ」を歌ったことがあるのですが、それ以来「もし次にボーカルでUTAUのライブイベントに出られる機会があるなら、きっとこの曲を」と密かに願い続けていました。夢が叶いました。ナノリータさんの健音ちゃん三部作がとっても好きなのです。もし次の機会を得られたならもちろん「紅いクサリ」を歌いたいですね!!(調子に乗っている)
 思い入れただけあって、振付に歌い回しにと特に気合の入った一曲になりました。狂気とキュートをシームレスに行き来する歌唱を心がけました。
 MCでも触れましたが、練習中のこの曲の通称は「地獄絵図」でした。歌詞の内容を見るにあんまり間違ってない気もしますが、ナノリータさんほんとにすみません。
2.優しき魔導師
作詞:いーちゃんP 作曲:霧島柚衣 唄:緋惺(あけさと)

 ゆーいさん枠。原曲の緋惺さんが愛らしい声ですなおに歌う一方で、私はちょいミュージカルっぽく、アレンジ入った歌い方で攻めてみましたがいかがでしたでしょうか。鬼門のウィスパーボイスやファルセットも積極的に盛り込み、情感豊かに歌えるようにがんばりました。リストベルの音も雰囲気アップに貢献できたかな?
 ゆーいさんのバイオリンがばっちり本領を発揮した一曲でもあります。エレキバイオリン、ありゃあ反則ですね……かっこいいですよね……平沢進みたいで……
 ハルモニアの分の曲も含めて、今回歌った曲の中でなぜかいちばん歌詞を覚えるのが難しかった気がします。
3.キャンディ×バード×ブリッジ
作詞・作曲:DEZ 歌:雨鳥ユウイ

 DEZさん枠。しっとりした後は「うるせー!飴投げんぞコラァ!!」
 セットリストが決まった後「この曲で飴投げパフォーマンスしようぜww」と思い付きで言い出したら、あれよあれよという間に事が運び、なんとほんものの「パンダ飴」(金太郎飴みたいなかんじ)を客席へばらまくことになっちゃいました。キャッチできた人はラッキーですよー。ぶつかった人はごめんなさい!こんなやんちゃを大目に見てくれたライブハウスのみなさんに深く感謝いたします。
 間違いなくぱんだあめの出番で最高潮のテンションでした。自分の体の奥から、勢いに乗ってすこーんと高音が出る感覚は練習の時から気持ちよいものでしたが、本番は格別ですね。
4.明け方の空に落ちる星
作詞・作曲:いーちゃんP 歌:重音テト

 いーちゃんさん枠。〆は重音テト生誕祭参加作品のこちらをゆったりアレンジで。この大舞台で「かさねてと」の5文字を歌うプレッシャーたるや。
 これは私の得意音域にばしっとハマる歌で、練習で初めて歌った時にいーちゃんさんにも「かっこいい!」と言ってもらえたのがとっても嬉しかったです。最後のサビに入る直前で楽器陣が無音になってボーカルだけになるフレーズを用意したんですが、これがめちゃくちゃ気持ちよくて。いいエンディングだったでしょ?

◆楽団ハルモニア
 ボーカルの藤本萌々子さん、キーボードの市蔵さん、ドラムの毎夜P、ベースの30代P、ギターのワザマさん、フルートの風原さん、トランペットのマンボウさん(なんと関西からはるばるご参加いただきました)、コーラスの私というこれまた愉快な編成のバンドです。大トリでした。
 総勢8名ということで全出演バンド中最多人数!あと、ご覧の通りとんでもねぇ実力者揃いの中へ自分が混ざっていたのは、今思い返してもやはりとんでもねぇことだったと思います。
 最初のうちは与えられた役目を果たすことだけに一生懸命でしたが、いつしかハルモニアの練習そのものが楽しみになっていました。毎回スタジオに入るのが楽しくて、幸せで仕方がありませんでした。
 私は、このバンドがとても好きでした。ここにいてもいいという実感が、ハルモニアの皆さんと過ごせた時間がいとおしく、私の宝物でした。30代さんには「いてもいい、じゃなく、いるべき理由を自分で勝ち取ったんだよ」って言ってもらえたけどね。
 ぱんだあめの後に少し時間を置いての出番だったので、ハルモニアでは衣装替えしてみました。コルセットとその他小物類を外して、ロングスカートに履き替え大人の装いに。体裁は整えつつ、ボーカルの萌々子さんよりも目立ちすぎないよう気をつけました。
 何といっても萌々子さんの「イカれたメンバーを紹介するぜ!」のMCが傑作で、twitterでもちょっとした語り草になっていました。ちなみに、萌々子さんがうっかり私の紹介を忘れてしまい、そのまま進行しそうになるというハプニングがあったのですが ……だそうです。えびですしね[>({{{,,,・ω・、)
▽セットリスト▽
1.カキツバタオルケストラ
作詞作曲:am:(藍乃えむめろ) 唄:染、滲音かこい

 魔法少女コンピレーション企画「metamorphoze」参加作品です。
 一発目は華やかに。アウトロのアドリブリレーが最高にゴキゲンでした。バンドメンバーの勇姿を間近の特等席で堪能できる幸せは、このポジションの特権だったなと思います。なんだかんだで、やった中ではこの曲がいちばん好きだったなあ。
 アンコール後はもう一度この曲のアウトロを演奏し、それをBGMにももこさんが出演バンド紹介をしました。スタッフロール感。
2.劇団キンピカ(雨天中止)
作詞・作曲:ナノリータP 唄:重音テト コーラス:桃音モモ

 ここでもナノリータP!「みんなのUTA」タグもついているシュールかわいい元動画は必見です。☆<アイヤー
 試行錯誤の末にジャズっぽいアレンジに落ち着きましたが、そんな中で「サビの『アイヤー』をどう料理したらいいんだ……」というのが最後まで私の悩みでした。結局好きなようにやっちゃったけど。
 30代さんのベースから静かに始まり、市蔵さんの奏でるキーボードの音はキャンディみたいで、そんなイントロが気持ちよくてゆらゆらと揺れていました。
3.Starlike
作詞・作曲:neL(毎夜P) 唄:Mac音ナナ、桃音モモ
※コンピレーションアルバム「with:」収録。ネット未公開ですが該当アルバムのクロスフェード動画があります↓

 幾度となくライブイベントが決まってバンドを組むたびに、ももこさんが「これやろ!」と希望してはメンバーさんに却下されてきたといういわくつき(?)の難しい変拍子曲ですが、今回満を持して登場しちゃった感じです。この曲を練習していると、30代さんとワザマさんが終始苦悶の表情を浮かべていたことを今もはっきりと思いだします。まったく、いったい誰がこんな難しい曲を書いたんだろう(棒)
 私はモモさんパート(追っかけコーラスする側)を担当しました。サビの音域だとファルセットにせざるを得ない部分があったのですが、それでは声量とメリハリが出ないということで、そこだけオクターブ下げて歌っています。ちょっと男役になった気分でした。
4.ホワイトナイト
作詞・作曲:ナカノは4番 唄:桃音モモ

 ドラムのアレンジ、そして毎夜さんの熱いプレイングがめっちゃ好きでした。自ら率先して手拍子を打ってたのですが、ついてきてくれた人ありがとうね!練習の時からあれをやるのが夢だったんだ!
 これも楽譜を渡された時点ではサビやBメロのコーラスがファルセットに該当する音域で、前述のStarlikeと同様の経緯でオクターブ下げています。
 終盤でなんと私のソロパートがあります。この時ばかりは待ってましたとばかりに熱唱しました。出しゃばっちゃったかもしれないけど、ももこさんとはまた違った味わいを楽しんでもらえてたらいいなーなんて。
▽アンコール▽
1.Intermedio
作詞:桃華なゆた 作曲:市蔵 唄:重音テト

 てとこんピ!(仮)参加作品です。テト姉の出自を匂わせつつ、ここから、今から歩きだすのをそっと応援するような、見送るような、見送られる側のような、そんな歌です。歌いながら自ら励まされているような気分になったものでした。
 さあお楽しみのアンコールのターンです!私達はいったんステージを退場してからの再登場。今回のアレンジではピアノとボーカルだけの静かなイントロから始まり、終わりへ向けて一層の盛り上がりを見せました。
 半音単位の細かい複雑な動きが多く、実はハモるのが難しい曲でした。まったくいったい誰が(ry
2.ダカラ、ウタウ
作詞・作曲:inaphon 唄:デフォ子
※コンピレーションアルバム「UTAUSEKAI」収録。フルはネット未公開。初出はこの動画のエンディングとして使われているショートバージョンです。↓

 2012年に開催されたライブイベント「UTAU SONIC」でも、この曲がアンコールとして演奏された経緯があります。その時客席にいてキャーキャー言ってる側だった私が、3年の時を経てまさかステージに立つ側となり、この曲を演奏することになろうとは誰が想像できたでしょうか。
 この曲が始まる頃にはもう涙目になっていましたが、すんでのところで歌に支障を出さずに済みました。泣きながら歌ったテイクが許されるのは、きっと世界中でマイケル・ジャクソンだけだと思うのです。
 これでもう、ハルモニアとしてはおしまいなのだと思うとさみしくて、そして目の前の景色があまりにも綺麗で、目頭を熱くせずにはいられませんでした。その日の夜、布団の中で思い出してぞんぶんに泣きました。

 その他、いろんな思い出。
・当日朝に秋葉原駅で人身事故発生。各 路 線 で 遅 延 続 出
・衣装が半袖のブラウスだったのですが、うっかり上着を羽織らずに買い出しに出てしまい、めっちゃ寒かったです。でも会場に戻るとすごい熱気で半袖余裕!
・開幕からふっつーに客席で楽しんでおり、超充実したいい笑顔で楽屋に帰ってきた風原さん
・マンボウさんの差し入れのプリンが絶品でした。ごちそうさまでした。
・楽屋待機中、シオミズの出番にて静かな時間がずいぶん長く続いたので、すわトラブル発生かと焦ったが、MCが長いだけだった件(関西ノリおそるべし……)
・上記に加えて、メンバーの方の「塩対応」Tシャツに爆笑。やまふぁあさんだったかしらん。
・ぱんだあめのリハ中、リラックスせんとて「にっこにっこにー」をしていたら、気付かぬうちに目の前にスタッフの銀鮭さんがいらして、凍りつかせてしまいました。すいません。
・うどんちゃんとランドルトちゃんが最前列でサイリウム振ってくれました。キャハッ☆ありがとー!
・スーパー飴投げタイムで私が取り出したのはパフ(※プリンセスプリキュアのマスコットキャラ)のぬいぐるみポーチです。パンダじゃなくてスイマセン……
・ナカノは4番さんと印象が似ていると噂の修造さん、副交感神経にて「なつのみぞれ」アレンジを披露したら曲まで似ていると話題に。
・これだけたくさんの出演バンドがありながら、なんとタイムテーブルから大幅に遅れることもなく、巻きすぎることもなく、ほぼ予定通りに進行していました。すごい。
・終演後の大忘年会にて他バンドの席へご挨拶に向かったところ「あっ!ぱんだあめのセクシーな人だ!」 (>ω・)
・大忘年会のビンゴ大会にて熱いクレーマーが続出(いーちゃんさん「出ないんだけどォォ!!」)
・ワザマさんのギターは濡れる!キーボードを弾く市蔵さんってセクシーだよね!と熱弁したのですが、同意してくれたのがなぜかほとんど男性ばっかりという事実
・帰宅後に録画しといたファフナーEXODUS第25話を観ました。……神妙な面持ちになりました。

 準備期間は長いようであっという間で、当日も長丁場とはいえ、終わってみればあっという間なものでした。
 先に書いたように、2011年の頃の私はUTAUの世界に飛び込んだばかりで、ウタソニでは観客席にいる方の人間でした。ずっとその側にいたのに、その自分がここまで大規模なライブに出ることになって、名だたる方々との共演を果たしてしまうなんて、本当に夢みたいでした。
 お誘い頂いて失礼な話ですが、私みたいなのがこんな中に混じっていていいのかな、と思ったことがまったくないわけではありません。しかしぱんだあめも、ハルモニアも、私の小ささなどまったく気にせずに受け容れてくれました。そして私自身も、音楽を、歌唱を通じて生身の自分になることで心もほぐれ、いつしか練習そのものが楽しみになりました。
 本番が近づくにつれ、もちろん当日が楽しみではあったのですが、一方では「もっとみんなと一緒に音楽したい。みんなの音に囲まれて歌っていたい」という気持ちもまた日増しに強くなっていったのです。そしてそれが、アンコールの時の涙へつながりました。
 今までいろんな団体に所属して何かしら発表するなり、舞台を踏むなりといった機会は数多ありましたが、本番が終わってしまうのがさみしいなどと、もうこのバンドでの練習がないことがさみしいなどと、このような気持ちを味わったことはありません。
 生まれて初めての感情のなか、すべてを終えたあとはただ幼子のように泣くことしかできませんでした。それは、生まれ落ちる痛みと温かさに似ていました。
 いつも、どんなところでも周囲の顔色をうかがいすぎて疲れてしまうきらいのある私が「誰かと一緒に何かをすることの楽しさ」に改めて触れることができた、そんな体験でした。

 本当は他のバンドさんのパフォーマンスも見たかったのですが(見たかったに決まってるだろ!!滲ムンですとかカルペムジカとか保健だよりとか!!超聴きたかった!!よ!!!!!!)実は直前までの体調不良のため、出番までは大事を取ってずっと楽屋にこもっておりました。ほんとに残念なのですが、私のことですから、客席にいたら間違いなく楽しみすぎてわずかな体力を使い果たしていただろうと思われるので、これは正しい判断だったと思います……
 この辺りの詳しい事情は続きに書いておきました。

 あれから3ヶ月とちょっと経った今でも、こうして振り返っていると思いがけず涙しそうになります。
 いろいろと長く書きましたが、総括すればとにかく「楽しかった」の一言に尽きます。そのきらきらした思い出は、私にとって二度目の青春に他なりません。
 あの日会場で演奏を聴いてくれた皆さん、当日に至るまで応援してくれた皆さん、共に素晴らしいステージを作り上げてくれた出演者の皆さん、駆けずり回ってくれたスタッフの皆さん、池袋ミスマッチの皆さん、
 そして主催の藤本萌々子さん
 お疲れさまでした。
 ありがとうございました。 またどこかでお会いいたしましょう。
 
******

UTAFES直前の扁桃腺炎発症から、当日に至り終演するまでの流れの覚え書き。

12/16(本番3日前
 起床するとのどに焼けつくような痛み。耳の下あたりのリンパ節が腫れているのを確認。せきと発熱はなし。
 扁桃腺が炎症を起こしているのだとすぐに気付きました。非常に焦る。
 もともとあまり体が丈夫な方ではなく、特にのどや気管支は幼少期からよく変調をきたすほうなのでよくあることなのですが、問題はこれが3日後にライブを控えた状態であるということです。
 その日のうちに病院にかかって薬を処方してもらいました。お医者さんの見立てでは「少し赤い」程度。発症したてなのでまだ軽度ですが、痛いものは痛いです。
 事態を把握してからは割と冷静で、
・片っ端から薬を飲む
・作り置きしておいたはちみつレモンを貪る
・刺激物を徹底的に避ける
・あまり体を、特にのどを温めすぎない(炎症を起こしているので、適度に冷やした方がよい。マフラーは厳禁)
・不必要な発声は控える
・とにかく休養する
ことを念頭に動きました。ちなみに、薬を飲む場合の食後とは「食べ終えた直後」ではなく「食べ終えてから20〜30分ほど後」を意味すると生まれて初めて知りました。これを機に気を付けるようになりました。
 この時点では黙っていようと思いましたが、同じ出演者で特に親交のある方にだけは状況を話して元気をわけてもらいました。誰かによしよししてもらわないと本当にダメになる気がしたので。

12/17(本番2日前)
 症状は一進一退と言ったところ。実質あと1日で治さなければいけないと思うと焦りが加速しました。
 ここで、自分の現状をどの範囲の人まで打ち明けておくべきかという問題に直面します。いたずらに両バンドメンバーの不安をあおりたくありませんでした。相談と検討の結果、萌々子さんとDEZさんにだけ報告し、当日は万全に至らない状態のおそれがあることを伝えました。
 私個人が出演できなくなろうと、チャンスがふいになろうと一向にかまわないけれど、ただでさえ主催を兼ねていて苦労が絶えない萌々子さんにこんなことをお伝えせねばならないのかと思うと、初めて涙が出ました。DEZさんにも申し訳がなさすぎて。
 お二方には「気にしすぎないでゆっくり休んで、様子を見ましょう」「当日もPAしだいで何とかなるから」とあたたかいお言葉を頂き、またしてもぼろぼろ泣きました。平静を保ってるつもりだったのですが、どこかで気を張っていたみたいです。
 報告した後はひたすらモンハンクロスを遊んで休暇を満喫しました(!)リラックスしたことが効いたのか、23時ぐらいの時点で、依然として声はおかしいもののけっこう快復してきていました。
 薬の副作用に任せるまま眠り、その日の夜は不思議な夢を観ました。森のような迷宮の中を進み、歩き続けた果てにたどり着いた小部屋で謎かけをされる夢です。
『安定とは次のうちどちらであるか。図をもとに答えよ』
1)示され、与えられるものである。
2)各々が自分の中に見出すものである。
「安定や安心感というものは事象そのものに依存していたり、事象が与えてくれたりするものではなくて、あくまで私達がそれらに見出しているだけだ」
夢の中で、私の選んだ答えは2でした。

12/18(本番前日)
 不思議な夢から目覚めると、のどの焼けるような痛みは消えていました。まだ鼻声で、のどの奥は少し腫れぼったい感じは残っていたものの、発声に支障はありません。
 荷造りを済ませ、ファフナーと姫プリの録画予約をして、今夜思い残すことがないレベルで休めるように準備。
 白亜さんと機材の受け渡しの約束をしていたのでちょっと外出しました。道中スタバのチャイティーラテでひといき。薬の副作用で眠かったり脱力したりでしたが、おおむね元気に任務完了。
 栄養ドリンクの力を借りようと思いtwitterにて募ってみたところ、「本気で勝負に出るなら最終手段としてユンケルファンティー」とおすすめしてもらいました。明日の朝行きがけに買っていくことに。
 鼻声なのをなんとかしたくて玉ねぎを刻んだりしてみましたが、涙が出るばかりで鼻づまりには効果がありませんでした……。息ができないことには眠れないので、眠っている間に口呼吸になってもいいようにと、家にあったうるおいマスクを着用して就寝しました。

12/19(当日)
 朝の時点ではまだ鼻声でした。
 電車の遅延に焦りながらもユンケルファンティーはしっかり確保。到着後に楽屋で飲み切りました。するとたちまち効いてきて鼻詰まりはどこへやら、体が軽いし何だかポカポカします!気分が高揚してきました!
 たぶんアルコールやカフェインが効きやすい体質なんだと思うのですが、あまりにもすさまじい効力に自分でも笑うしかありません。リハでも声が出る出る。練習でファルセットにしていたところを地声で出せちゃうことに気づきましたが、自分の演出意図とは違ってしまうので手加減に必死です。
 ぱんだあめの時のパフォーマンスでやたら調子に乗っていたのは、スイッチが入っていたこともさることながら栄養ドリンク効果も大きかったのではないかと……まるでお酒飲んだみたいな気分になってました。
 ……と、このようにお高い栄養ドリンクの力はすごかったのですが(※1本3000円ぐらいする)、無茶をしたことは事実です。終演後はもちろんへとへとでしたし、大忘年会が終わって解散する頃にはふらふらでした。ご心配おかけしました。


 結局ドーピングに頼ることになりましたが、しかし当日あそこまでやれたのは、自分の基準においてはまったくもって奇跡的としか言いようがありません。
 最後まであきらめずに戦ってよかったと思います。あと、追い詰められた時には誰かに心情をこぼしてみるのも必要なことなのでしょう。
 応援して励ましてくれたみなさん、ありがとうございました。
 
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